タイトル：竜翼のメロディア
メーカー：whirlpool
期待値：80/100
竜翼のメロディア体験版。さくさくと終わったので感想書いちゃいましょうという企画。その日の感想、その日の内に。
あらすじ
過去に聖竜と邪龍が争い、歌の力によって聖竜と協力し邪龍を討ち倒した者たちが建国した「ヴェストリア王国」
この国では音楽に関わる仕事は特別視され、音楽家養成学校『エルトメール音楽院』に多くの若い才能が集っていた。そしてそこに通う主人公は不思議な少女と出会う。
その夜、主人公の家の庭に何かが落ちてくる。そこに居たのは謎の生物。
2つの出逢いが主人公の新たな物語を紡いでいく・・・
といったところ。詳しくは公式見てね。
というわけでいつものように以下の方になりまーす。ちなみにＷｈｉｒｌｐｏｏｌ作品は初めてです
システム面
必要な物は全部あるといったところは当然として。
細かいところまで弄れてデザインはさっぱりとしてるので好印象です。むしろ細かすぎてここまで丁寧なのにびっくりですね。システムボイスや各種動作確認ダイアログのオンオフ切り替えには初見時びっくりしました。
具体的にはシステムボイスだけで55項目の個別オンオフ。ダイアログ関連で15個っていうびっちり感。そこまでこだわってる人いるのかは分かりませんが気になる人からすればかなり嬉しい点ではないかと思います。スキップやオートモード時の表示関連ではオートモード時の進行バー表示は嬉しい点です。
その他ではおまけ機能としてボイス保存があったりＴＯＰＩＣという形で作中の出来事が保存されるというのも使う人は使う・・・といったところでしょうか。アレば合ったで嬉しい機能ですかね。
おそらくシステムだけでみれば何も不満はでないのではないかなと思います。少なくともストレスがたまることはなさそう。
キャラ全般
主人公が良い意味でバカなのか。空気の読めるバカといったところ・・・？いや、でもバカですね。
とはいえ良くある空気読む時は読むバカでして。もうちょっと理解力あってもいいのではないかなと思えるところですがヘタレ系でないので気にはならないかなと。
周りのキャラも全体的にゆるいところがあるので作風からは外れてないですし。
ヒロインズ等デザイン
胸おっきいなー。実数字が詐欺ってるだろー。
デザインとしてみればてんまそ氏とこもわた氏と可愛いどころを押さえてきた人選。声優もキャラにあってる上に歌も上手い方になっているのでデザインに惹かれる分にはハズレ無いでしょう。てんまそ氏オンリーなので絵の差もないので気になるなら絵師買いでも良い感じではないでしょうか。
立ち絵差分は表情変化もそこそこあって後はため息演出等もあってコロコロ動きます。立ち絵差分はおそらく3つか4つ、表情差分も同じくらいはあるかと。
背景は違和感もなく総じて安定といったところです。
それと当然ですがこもわたSDが安定して可愛いです。結構これ目当て感でもいいのではないでしょうか？
総じて高水準で揃っていると思います。製品版では背景の追加やドラゴン関係でどう見せてくれるかが楽しみです。
音楽
OPと挿入歌、それぞれ良い曲です。メインテーマが音楽なのでここは是非完成度の高いもので揃えてきて欲しいところです。
歌だけでなく作詞方面にも上手いアプローチがあるといいですね。歌うだけが音楽ではないと思いますし。あとは竜とどう合わせてくるかってのも期待しているところです。
涼風のメルト時で萌えゲーアワードで主題歌賞はとっているので安心できるというのありますね。
その他まとめて
『竜翼のメロディア』ってタイトルで個人的に一番気にしているのは竜ってポイントです。タイトルに入っていて国の過去、そして未来にも関わる要素になっているのは分かったのですがシナリオにこれが同混ぜてくれるかってのが一番の期待であり不安なところです。ファンタジー世界はメーカー初の試みとのことで既存のファンタジー路線といかに違う物語を用意してくれるかというのが気なりますね。
シナリオライターは涼風のメルトの時と同じ大三元氏、メルト未プレイのあんちくしょうですが体験版分では読みにくさも無さそうでさくさくと読めそうです。ただやっぱし主人公の馬鹿さ加減が目立ってしまったのでその性格をどう生かすのかというのが製品版での期待。
総じてとっつきやすい雰囲気だしつつ作品なりの世界観は明確で分かりやすい作品でしょうか。
ただ今のところでは竜必要？みたいな感じになってしまっているのがなんとも。ドーラがすでに会話からログアウト気味なのが気にかかる。まだ出番ではないってところならいいのですが学園で関われないってのはどうなのだろうか。ただ物語の中核であることは分かりましたので本当に竜をどう生かすかってのは重要で期待するポイントです。
どうせファンタジー風なのだから、と割り切った展開が来てくれれば非常に面白くなると思われる作品です。
そして個人的に竜という好きな物がタイトルに来ているのですからこれは応援していこうと思いますよ！
ブランド力は非常に高いＷｈｉｒｌｐｏｏｌさんの7作目ということで9月筆頭にまで上がっていける作品だという手応えは確かにあるレベルにはなっています。
厳しいと思われる秋戦線でもその筆頭として楽しみな作品とさせていただきます！
